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東京都在住の翻訳者、羽田紗久椰(はだ さくや)と申します。

英語英文学科、翻訳学科を卒業後、出版関連の翻訳会社勤務を経て、2019年からフリーランスの翻訳者として活動しています。

主に以下のような業務を承ります。

その他、英語を使用する業務にも柔軟に対応いたします。お気軽にご相談ください。

最新の翻訳実績

*過去の翻訳実績一覧はこちらをご覧ください。

アランシアの暗殺者(ファイティング・ファンタジー・コレクション)

Assassins of Allansia (Fighting Fantasy)

『アランシアの暗殺者』表紙

 賭けのためにポート・ブラックサンド沖の危険な無人島へやってきた「きみ」。食料や水を集め、風雨をしのげる場所を見つけ、サバイバル生活が始まるかと思いきや、人間は自分ひとりしかいないはずの島に人の気配が……?
 表紙にも描かれているあの人に目をつけられ、賞金首となってしまった「きみ」の前に、暗殺者が次々とたちはだかります。
 本書はゲームブック5冊および安田均氏による解説本がセットになった『ファイティング・ファンタジー・コレクション 40周年記念~イアン・リビングストン編~「巨人の影」』(受注生産)のうちの1冊で、表題の『巨人の影』とともに今回が初邦訳です。
 12月発売の『スティーブ・ジャクソン編』は2023年10月13日まで予約受付中ですので、確実に入手したい方はお忘れなく!

イアン・リビングストン著
安田均監修
羽田紗久椰訳
2023年7月発売
ISBN:978-4815619626

ドラゴンランス レイストリン戦記3・4 戦記の双子

The Raistlin Chronicles: Brothers in Arms

『レイストリン戦記』表紙

 「ドラゴンランス」シリーズとは著者らがTRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(D&D)を実際にプレイした体験に基づき、“クリン”という独自の世界を舞台に描かれる作品群です。1984~1985年刊の『Dragonlance Chronicles』(『ドラゴンランス(戦記)』)以降およそ200冊の関連作品が登場しており、2022年にも新たな三部作『Dragonlance Destinies』の第1巻が刊行されました。
 そのなかで多くの読者にひときわ強い印象を残したであろうキャラクター、魔法使いレイストリンを主人公とする2部作(日本語版全4巻)が『レイストリン戦記』です。魔法の才能を秘めながらも病弱で、力を渇望する若者レイストリンは、『ドラゴンランス(戦記)』では双子の兄キャラモンをはじめとする旅の仲間たちとともに、世界を巻き込む大戦争において活躍を見せました。『レイストリン戦記』はその前日譚にあたり、レイストリンが試練を経て魔法使いとして成長していくさまが描かれます。シリーズのファンにとって興味深い内容であるのはもちろん、「ドラゴンランス」の小説を読んだことがなくとも楽しめる作品です。
 1・2巻(『レイストリン戦記 魂の剣』)は安田均氏および石口聖子氏が翻訳、それを引き継ぐかたちで3・4巻の翻訳をお手伝いさせていただきました。

マーガレット・ワイス&ドン・ペリン著
安田均、羽田紗久椰訳
2022年12月発売
上巻ISBN:978-4041094860 下巻ISBN:978-4041094877

小説ダークソウル 弁明の仮面劇

Dark Souls: Masque of Vindication

『小説ダークソウル』表紙

 日本発の人気RPG『ダークソウル』の世界観をもとに、アメリカの小説家マイケル・A・スタックポール(『スター・ウォーズ』のノベライズ作品や、TRPG『トンネル&トロールズ(T&T)』のシナリオなど)描くダークファンタジー。出版翻訳は刊行済みの原書の版権を出版社が取得後、翻訳・編集して出版……という流れが通常ですが、こちらは日米同時発売の企画です。
 ゲームと同様、墓場のなかで目覚めた死者の主人公。自分の名が「フェーラノス」であり、どうやら魔法の使い手であるといった断片的な記憶だけを持ち、何かに導かれる感覚に従って進んでいきます。世界はなぜこうも変わり果ててしまったのか。フェーラノス自身は一体何者で、何故目覚めたのか。次第に謎が解き明かされていきます。
 ゲームを知っている方はプレイ時の記憶が蘇るであろう場面が多々ある一方で、ゲームの内容をまったく知らない方でも冒険ファンタジーとして楽しんでいただける作品です。

マイケル・A・スタックポール著
フロム・ソフトウェア監修
安田均、羽田紗久椰訳
2022年10月発売
ISBN:978-4-04-074649-4

ESCAPE TALES ストーリードリブン脱出ゲーム 錬金の書

Escape Tales: Book of Rituals

『錬金の書』表紙

 儀式書を模した装丁・構成のパズルブック。謎解きゲームシリーズ、『アウェイクニング』『ローメモリー』『ワームウッズの子どもたち』に続くエスケープ・テイルズシリーズ第4弾で、これまでの作品に登場した儀式の本がモデルです(シリーズ作品を未プレイでもまったく問題はありません!)。
 小説のようなボリュームのストーリーが楽しめる過去作品に対し、今回は謎解きに重点が置かれています。薄めの書籍ながら歯ごたえたっぷりの謎が40題以上も掲載され、1人でも複数人でもじっくりと楽しめます。本作も答えの確認にはWebアプリを使用し、ヒントもいつでも確認できます。
 全体の翻訳を担当しました。

ヤクブ・キャバン、バルトシュ・イジコフスキー著
安田均/グループSNE監修
羽田紗久椰訳
2022年10月発売
ISBN:978-4-7753-2019-8

EXIT 脱出:ザ・ゲーム 恐怖のローラーコースター/ミシシッピ川盗難事件

EXiT: THE HAUNTED ROLLER COASTER / THEFT ON THE MISSISSIPPI

『EXIT』パッケージ

本とカード、答えを入力する円盤「デコーダー」を使って楽しむ脱出ゲームの人気シリーズ。最新の2作を翻訳し、英語が関わる謎のローカライズ案を出しました。

『恐怖のローラーコースター』では、恐ろしくもどこかコミカルなお化けや怪物たちが続々と登場します。対象年齢10歳以上で、謎を解き進める順序に迷うことのない初級者向けの設計なので、『EXIT』を初めてプレイするという方やお子さんと一緒のプレイにもおすすめです。『ミシシッピ川盗難事件』ミステリー仕立てで少々上級者向け(対象年齢12歳以上)。プレイヤーは19世紀の蒸気船上での盗難事件に居合わせた捜査官として、容疑者である8人の乗客たちの要求に応えつつ、犯人特定を目指します。

 このシリーズは内容物を切ったり変形させたりするのが特徴で、今回もあっと驚くような仕掛けがいくつも楽しめます。

インカ&マルクス・ブラント作
安田均、羽田紗久椰訳
2021年11月発売

その他

 このページでは刊行・配信済みの実績の一部のみを掲載しています。
 その他の実績一覧は以下のリンク先をご覧ください。

 名前の出ていない案件としては、
・ビデオゲーム(アクション、RPGなど。これまでに計4タイトル、9万語程度を翻訳)
・ハウツー系のウェブ記事(ボードゲームの遊び方・攻略法、DIY、PCや携帯デバイス関連の小ワザなど)
の翻訳を継続的に行なっております。
また、英語を使用する調査、英文書籍の要約(シノプシス/リーディングレジュメ)作成の経験もあります。
 詳細につきましてはお問い合わせフォームよりお気軽におたずねください。

プロフィール

略歴


以下、少々個人的な話になります。

わたしは中学生のときに『ダークエルフ物語』("Legend of Drizzt"シリーズ)という翻訳ファンタジーに出会いました。TRPGの元祖『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(D&D)の世界を舞台にしたこのシリーズは30年以上も継続しており、今でも愛読しています。このシリーズの未訳巻を翻訳したいという気持ちが、わたしが翻訳をしたいと思った一番の理由でした。

翻訳学科を経て翻訳会社に勤めながらも、(この作品に限らずですが)書籍、特にファンタジー作品を自分で翻訳して世に出したい、という気持ちは持ちつづけていました。とはいえ、それはまだまだ先の話……と思っていたところ、ちょうど翻訳会社を退社したのと同じ折りに、ボードゲームやTRPG関連の制作・翻訳を行う株式会社グループSNE様の翻訳者求人を目にしました。

じつは『ダークエルフ物語』を翻訳したのもグループSNE様で、ご縁があるかどうかはともかく愛読書を翻訳した方々と面識が持てるだけでも嬉しい! と、一も二もなく応募。何とお仕事をいただけることになりました。

たいへんな幸運に恵まれて翻訳者としてのキャリアをスタートし、なんとか2年間事業を継続。複数のボードゲームやTRPGサプリメント(ゲーム用資料)、未刊行ではありますがファンタジー小説やゲームデザイン関連の書籍計3冊の翻訳にもかかわることができました。今後も対応できるジャンル・分野を広げるとともにスキル向上に努めてまいります。

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