ご覧いただきありがとうございます。
東京都在住の翻訳者、羽田紗久椰(はだ さくや)と申します。

翻訳学科を卒業後、出版関連の翻訳会社勤務を経て、2019年からフリーランスの翻訳者として活動しています。

主に以下のような業務を承っております。

その他、英語を使用する業務にも柔軟に対応いたします。お気軽にご相談ください。

最新の翻訳実績

*過去の翻訳実績一覧はこちらをご覧ください。

王の冠(ファイティング・ファンタジー・コレクション)

Sorcery! The Crown of Kings (Fighting Fantasy)

『王の冠』表紙

 故国アナランドの平和を守るため、“大魔王”に奪われた秘宝〈王の冠〉を取り戻そうとする“きみ”が主人公のゲームブック長編、『ソーサリー』四部作。原書は1983~85年に刊行され、日本では1980年代と2000年代にも翻訳されているこの大作の、3回目の邦訳に関わる機会をいただきました(旧訳邦題は『王たちの冠』[東京創元社]、『諸王の冠』[創土社])。
 最終巻の『王の冠』では、“きみ”はいよいよ大魔王の砦があるマンパンに踏みこみます(四部作ではありますが、この巻からでも遊べます)。今回の翻訳は最後の戦闘の展開やエンディングが異なる新バージョンとなっているので、すでに何度もプレイ済みという方にもぜひ挑戦していただきたいです。

スティーブ・ジャクソン著
安田均監修
2024年2月発売
ISBN:978-4815619633

ダンジョンズ&ドラゴンズ ドラゴンランス:女王竜の暗き翼

Dungeons & Dragons Dragonlance: Shadow of the Dragon Queen

『ドラゴンランス女王竜の暗き翼表紙

 TRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(D&D、ダンドラ)のアドベンチャー(シナリオ)ブック。小説『ドラゴンランス』シリーズの世界クリンを冒険するための資料(クリン独自の種族ケンダーや、ソラムニア騎士のキャラクターも作成できます)、および竜槍戦争の時代を舞台にしたアドベンチャーが掲載されています。アンサロン大陸の詳細なポスターマップが付属しクリンの世界に関する情報も満載で、D&Dにはまだ触れたことがないという小説ファンの方にも手に取っていただければ嬉しいです。
 『レイストリン戦記』を翻訳したことが縁で、もっともよく遊んできたTRPGの翻訳に関わる機会をいただきました。

真・モンスター事典―奈落に還れ― (アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第2版)

Advanced Fighting Fantasy: Return to the Pit

『真モンスター事典』表紙

『モンスター事典』『超・モンスター事典』に続く、『ファイティング・ファンタジー』シリーズに登場するモンスター250体以上のゲーム的なデータや生態、特徴を掲載した図鑑。これまでに出たサプリメントに掲載のモンスター全1055体をまとめたリストや、『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第2版』で使える新たなルール、遭遇表まで掲載された、分厚くずっしりと重たい1冊です。
 未訳のゲームブック作品に登場するモンスターも多く、各項目を読みこめば長年のファンの方でも目新しく興味深い情報に出会えるはずです(そのぶん、翻訳はなかなか大変でしたが……汗)。ユニークなモンスターの
 モンスター項目の一部を翻訳しました。

アンドリュー・ライト編著
安田均監修
羽田紗久椰・こあらだまり訳
2023年11月発売
ISBN:978-4775321164

小説ダークソウル 弁明の仮面劇

Dark Souls: Masque of Vindication

『小説ダークソウル』表紙

 日本発の人気RPG『ダークソウル』の世界観をもとに、アメリカの小説家マイケル・A・スタックポール(『スター・ウォーズ』のノベライズ作品や、TRPG『トンネル&トロールズ(T&T)』のシナリオなど)描くダークファンタジー。出版翻訳は刊行済みの原書の版権を出版社が取得後、翻訳・編集して出版……という流れが通常ですが、こちらは日米同時発売の企画です。
 ゲームと同様、墓場のなかで目覚めた死者の主人公。自分の名が「フェーラノス」であり、どうやら魔法の使い手であるといった断片的な記憶だけを持ち、何かに導かれる感覚に従って進んでいきます。世界はなぜこうも変わり果ててしまったのか。フェーラノス自身は一体何者で、何故目覚めたのか。次第に謎が解き明かされていきます。
 ゲームを知っている方はプレイ時の記憶が蘇るであろう場面が多々ある一方で、ゲームの内容をまったく知らない方でも冒険ファンタジーとして楽しんでいただける作品です。

マイケル・A・スタックポール著
フロム・ソフトウェア監修
安田均、羽田紗久椰訳
2022年10月発売
ISBN:978-4-04-074649-4

EXIT 脱出:ザ・ゲーム 恐怖のローラーコースター/ミシシッピ川盗難事件

EXiT: THE HAUNTED ROLLER COASTER / THEFT ON THE MISSISSIPPI

『EXIT』パッケージ

本とカード、答えを入力する円盤「デコーダー」を使って楽しむ脱出ゲームの人気シリーズ。最新の2作を翻訳し、英語が関わる謎のローカライズ案を出しました。

『恐怖のローラーコースター』では、恐ろしくもどこかコミカルなお化けや怪物たちが続々と登場します。対象年齢10歳以上で、謎を解き進める順序に迷うことのない初級者向けの設計なので、『EXIT』を初めてプレイするという方やお子さんと一緒のプレイにもおすすめです。『ミシシッピ川盗難事件』ミステリー仕立てで少々上級者向け(対象年齢12歳以上)。プレイヤーは19世紀の蒸気船上での盗難事件に居合わせた捜査官として、容疑者である8人の乗客たちの要求に応えつつ、犯人特定を目指します。

 このシリーズは内容物を切ったり変形させたりするのが特徴で、今回もあっと驚くような仕掛けがいくつも楽しめます。

インカ&マルクス・ブラント作
安田均、羽田紗久椰訳
2021年11月発売

その他

 このページでは刊行・配信済みの実績の一部のみを掲載しています。
 その他の実績一覧は以下のリンク先をご覧ください。

 名前の出ていない案件としては、
・ビデオゲーム(アクション、RPG、経営など。これまでに計4タイトル、9万語程度を翻訳)
・ハウツー系のウェブ記事(ボードゲームの遊び方・攻略法、DIY、PCや携帯デバイス関連の小ワザなど)
の翻訳を行なってまいりました。
 また、英語を使用する調査、英文書籍の要約(シノプシス/リーディングレジュメ)作成の経験もあります。
 詳細につきましてはお問い合わせフォームよりお気軽におたずねください。

プロフィール

略歴


以下、少々個人的な話になります。

わたしは中学生のときに『ダークエルフ物語』("Legend of Drizzt"シリーズ)という翻訳ファンタジーに出会いました。TRPGの元祖『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(D&D)の世界を舞台にしたこのシリーズは30年以上も継続しており、今でも愛読しています。このシリーズの未訳巻を翻訳したいという気持ちが、わたしが翻訳をしたいと思った一番の理由でした。

翻訳学科を経て翻訳会社に勤めながらも、(この作品に限らずですが)書籍、特にファンタジー作品を自分で翻訳して世に出したい、という気持ちは持ちつづけていました。とはいえ、それはまだまだ先の話……と思っていたところ、ちょうど翻訳会社を退社したのと同じ折りに、ボードゲームやTRPG関連の制作・翻訳を行う株式会社グループSNE様の翻訳者求人を目にしました。

じつは『ダークエルフ物語』を翻訳したのもグループSNE様で、ご縁があるかどうかはともかく愛読書を翻訳した方々と面識が持てるだけでも嬉しい! と、一も二もなく応募。何とお仕事をいただけることになりました。

たいへんな幸運に恵まれて翻訳者としてのキャリアをスタートし、なんとか2年間事業を継続。複数のボードゲームやTRPGサプリメント(ゲーム用資料)、未刊行ではありますがファンタジー小説やゲームデザイン関連の書籍計3冊の翻訳にもかかわることができました。今後も対応できるジャンル・分野を広げるとともにスキル向上に努めてまいります。

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