奪還されたミスリル・ホールに仲間たちが集い、しばし平和な時が流れる。しかしそこへ密かに脅威が迫っていた。
なお、日本語ではドリッズトから始まる三部作The Dark Elf Trilogyも、Legacy of the Drowの四部作も『ダークエルフ物語』と翻訳されており、電子化にあたりシリーズ全体の名称も『ダークエルフ物語』となっているため混同に注意。
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ドゥアーデン家崩壊後、ヤーラクスル(ジャーラックスル)率いる傭兵団ブレガン・ダールセ(ブレガン・ドゥエイアゼ)にいたヴィエーナは、女神ルロス(ロルス)の啓示を受け、ドリッズトを殺しドゥアーデン家を復興することを目論む。
ミスリル・ホール(ミスラル・ホール)ではウルフガーとキャッティの結婚を前に、ドリッズトら仲間たちが再び集まる。しかし、キャッティとウルフガーのあいだには張り詰めた空気が漂い、レギスも何か隠し事をしているらしい。そんなかミスリル・ホールの地下でゴブリンの一団が目撃される。
舞台:ミスラル・ホール(ミスリル・ホール)、メンゾベランザン
原書:1992年
訳書:2008年 安田均監訳、笠井道子訳 アスキー・メディアワークス
【電子版】2019年 KADOKAWA
仲間たちはウルフガーを失った。ドリッズトは友人たちにさらなる危険が及ぶのを恐れ、単身メンゾベランザンを目指す。キャッティ=ブリーがその後を追う。一方、メンゾベランザンではベンレ(ベインレ)家のイヴォンネルを筆頭に、ミスリル・ホール襲撃の準備が進んでいた。
舞台:ミスラル・ホール(ミスリル・ホール)、シルバリー・ムーン、アンダーダーク、メンゾベランザン
原書:1993年
訳書:2009年 安田均監訳、笠井道子訳 アスキー・メディアワークス
【電子版】2019年 KADOKAWA
ドリッズトとキャッティが帰還し、ミスリル・ホールではメンゾベランザンの襲撃への備えを進められていた。折しも、神々が力を失い魔法が乱れる事件が起き(〈災厄の時〉/タイム・オブ・トラブル)、メンゾベランザンも地上も混乱に陥る。
舞台:ミスラル・ホール(ミスリル・ホール)、メンゾベランザン、セトルストーン、ブリングデンストーン、ロングサドル
原書:1994年
翻訳:2010年 安田均監訳、笠井道子訳 アスキー・メディアワークス
【電子版】2019年 KADOKAWA
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『クレリック・サーガ』:『夜明けへの道』に登場するクレリック(僧侶)のカダリーが主人公の物語。
短編
メンゾベランザン軍との対決後、旅に出たドリッズトとキャッティはデューデルモント船長の船〈海の妖精(シー・スプライト)〉号にいた。2人は“呪われた魔女の島”で、ドリッズトにとって大切な人物が強敵に囚われ拷問を受けていると知らされる。
舞台:ソードコースト諸地域、ミンターン、アイスウィンド・デイル
原書:1996年
翻訳:2011年 安田均監訳、笠井道子訳 アスキー・メディアワークス
【電子版】2019年 KADOKAWA
Paths of Darknessシリーズに続く
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